これまで、アプリのリリース体験について以下の記事で書いてきました。

App Storeにアプリをリリースしてみた【その1】 → リリースまでの話 ・App Storeにアプリをリリースしてみた【その2】 → 屋号を変えた話 ・App Storeにアプリをリリースしてみた【開発環境編】 → 開発環境の話

以前、「遊べるアプリを作りたい」と書いていたのですが、その後、実際にいくつか形にすることができました。 そこで今回は、「その5」……もとい【その後】として、一旦の区切りをつけ、これまでに制作したものや活動を通じて感じたことを振り返ってみたいと思います。

◆ 結局、自分が欲しいものを作っている

【その1】でも少し触れましたが、作るアプリのきっかけはいつも「こういうの、あったらいいな」という小さな不満や欲求からです。「暦変換AI」も「スマート食材リスト」も、そうでした。今回リリースした3本も、出発点は同じです。

◆ 遊べるアプリをリリース

今回リリースしたのは、ゲーム2本、趣味アプリ1本です。 ゲームは好きですが、旅行先や移動中に、同行している人と一緒に何か遊べたら、という場面を想像しながら作りました。 趣味アプリは、自分が使いたいものが見つからなかったので作りました。 以下、詳細です。

・ボードゲームAI App Storeはこちら オセロ・将棋・チェスに対応していて、AI対戦もできますが、スマホ1台あれば対人戦ができるというのがポイントです。どこかに出かけた時に、これ1本あれば何とかなる、くらいの感覚で設計しています。拡張も視野には入っています。

・スマホで麻雀 App Storeはこちら このアプリも同じ発想で作りました。iOS端末1台をホストにして、他のメンバーはAndroidやPCのブラウザから参加できます。 麻雀は机を囲んで実物でワイワイした方が楽しいとは思うのですけど、皆バラバラでスマホを見ているよりは良いと思って作ってみました。 ホストを立てるという発想など、エンジニアとしての普段の仕事で得たノウハウが、こういうところで活きてくるのはちょっと面白いなと思っています。点数計算機能も付けようかと思っています。(後述のWebアプリにするかもしれませんが)

・野鳥鳴き声サーチ App Storeはこちら 趣味で野鳥を撮影することがあるのですが、鳴き声から調べられるアプリを探しても自分が使いたいものが見つからなかったので作りました。内部的にはAIを使っています。※ AIを使って鳴き声から種類を判定する仕組みにしたのですが、これが単純には精度が出なくて、かなり試行錯誤しました。ゲームアプリと比べると泥臭い作業が多かったですが、それなりに動くようになったときの手応えはありました。 また、登山中などオフラインでも使える点や、実用になる程度の精度が出せたことは気に入っています。録音機能もあるので家に帰って調べ直すこともできますし、コレクター魂を揺さぶる図鑑機能もあります。

Foundation Modelsフレームワーク(Appleが開発者向けに提供している、デバイス上で動作する生成AIモデルをアプリに組み込むためのフレームワーク)ではなく、独自のモデルを使っています。そのため、アプリのサイズが大きくなってしまいました。

◆ 収益が出るか

アプリ自体は使ってもらうことを優先して無料にしています。ただ、Apple Developer Programの年会費や開発者ページの維持などにかかる経費を回収できると良いなと思い、広告を邪魔にならない程度に入れています。 収益は現状、月100円いくかどうかといった感じですが、今後も継続してアプリをリリースし、改善を重ねながら、少しずつ使ってもらえるようになっていったらうれしいです。

現時点では『野鳥鳴き声サーチ』の反応が一番良い (「スマホで麻雀」はリリース直後で集計対象外)

◆ リリースしてみて感じること

3本作ってみても、相変わらずApple Developer Programの年会費を回収できる見込みはありません(笑) それでも、「こういうの欲しかった」と思って作ったものが実際に動いているのは、やっぱり気持ちのいいものです。

◆ Webアプリも作ってみた

iOSアプリではリリースにかかる時間や制約があったりして、ちょっとしたアプリを作るには向いていない気がしています。 ということでWebアプリを開発者ページで使えるようにしてみました。これなら手軽に公開できるのでちょっとしたアプリはこちらで公開しようと思っています。 なお、開発者ページは、まだ広告を表示できておらず収益にはなりませんが、今後、開発者ページの広告も追加してみる予定です。 Webアプリはこちら

全てのアプリは 開発者ページ にまとめています。日々の暮らしのお供になれたらうれしいです。今後も、少しずつ良いものを作れるよう頑張っていきます。

https://tail-studio.com/