これまで「アプリのリリースは調べることが多くて大変そう」と敬遠していましたが、生成AIが活用できる今なら自分でもできるのでは?と思い立ち、実際にアプリをリリースしてみました。今回は、開発から公開までの道のりを時系列で振り返ります。
◆ 開発のきっかけ 愛用していた暦変換アプリが配信終了してしまったことが始まりです。代替アプリは他にもありましたが、デザインや使い勝手にこだわりたくなり、「いっそ自分で作ってしまおう」と決意。最近話題の「バイブコーディング(AIに任せる開発)」ならいけるという直感もあり、せっかくなのでアプリ開発してみました。ついでなので流行りのAI機能も盛り込むことにしました。
◆ 開発は驚くほどスムーズだった 開発パートナーに選んだのはClaude、言語は未経験だったSwiftです。実際に進めてみると、仕様を細かく伝えなくてもAIが「なんとなく」の形を提案してくれ、そこから微調整を繰り返すだけで動くアプリが完成しました。動くアプリの開発までのコーディング自体は、わずか1日程度でした。
◆ 意外な壁、ハードウェアの更新 順調だった開発ですが、シミュレータでのテストで壁にぶつかりました。デバッグやApp Store用のキャプチャ撮影にはiPadのシミュレータが必要でしたが、手持ちの2014年製MacBook Proではスペック不足。仕事でも使うことを言い訳に、思い切って最新のMac mini M4を購入しました。
◆ 審査依頼とプライバシーポリシーの準備 アプリ完成後はAppleの審査が必要です。サイト制作の手間を省くため、GitHub Pagesを利用してプライバシーポリシーを用意しました。 審査から承認までは1週間ほど見ておくのが無難です。審査員からの指摘への対応も、生成AIに相談すればスムーズに解決できました。ちなみに、やり取りは日本語で対応してもらえました。
◆ リリースしたアプリ「暦変換AI」 こうして誕生したのが「暦変換AI」です。(App Storeはこちら) 西暦・和暦の変換はもちろん、その年の流行や世代背景、あるあるネタをAIがコメントしてくれる機能を搭載しました。また、家族の年齢などを忘れないよう、メモとして保存できる機能も付けています。
◆ かかった費用と期間 Apple Developer Programの年会費(約15,000円)のほか、ドメイン取得などで数千円かかりました。(開発環境も必要ですが…) 開発自体は1日でしたが、環境構築や手続きを含めると、最終的に1ヶ月ほどのプロジェクトになりました。
(その2へ続く)